システム導入の成功率を上げる「システム戦略家」の役割
こんにちは、地方×ITを伝播する3rdコンサルティング株式会社の大瀧です。
ITツールやシステムを導入する際、どんなことに悩むでしょうか。
「社内システムの投資がうまくいかない」
「評判がいいITツールを入れてみたけど社内では全く定着できないない」
「メーカーから強い押しと値引きで導入したけど全くサポートなくて困っている」
これらの言葉、すべて弊社のお客様からの問合せでよく聞く言葉です。
そのような会社様を一社でも救いたいという思いでご対応させていただいておりますが、
失敗になったIT投資を全てなくすのではなく、成功が約束されたITシステム投資を実現したいというのが
3rdコンサルティング株式会社の想いでございます。
そこで、弊社ではシステム導入を成功に導く「システム戦略家」という称号をネーミングしております。
このブログではITシステム導入成功を導くためにすべきこと、考え方。
そして、システム戦略家がいかに大切かをお伝えしていきたいと思います。
システムの成功率と失敗する理由を考えてみる
突然ですが、システムの導入成功率を考えたこと、ありますか?
システムの導入成功率は、全体の52.8%と言われています。
出典:日経ビジネス“プロジェクト失敗の理由、15年前から変わらず
この数字を高く捉えるか、低く捉えるかはその人の考え方次第です。
ただ、IT投資を成功したいですか?失敗したいですか?という質問に変えると必ず「成功したい」という答えが返ってくると思います。
その点を考えると、上記のデータのように、2社に1社は失敗になるという現実があります。
その現実を受け止め、なぜシステムが失敗しやすいか?ということを考えていきましょう。
IT投資をする理由は様々ですが、
経営者は「IT投資ですべてが上手くいくだろう」と安直に考えていることがよくあるなと感じることがあります。
中でも売上アップを目的とした顧客管理、営業支援ツールの導入のときは
「データは売上・利益に直結できる」と思っている経営者が多いです。
そして、システム開発における失敗理由は5つあります。
- 業務知識、業務管理知識の不測
- パッケージ活用の認識不足
- 発注者・受注者のコミュニケーション能力不足
- プロジェクト管理能力不足
- 技術力不足
発注者も受注者も「自社の業務を把握できていない、把握しようとしていない」
=「他責」な企業が多いのではないでしょうか?
そして、ITツールを入れた後、どうなりたいのか?
なぜ課題を解決する必要があるのか?
なぜそのITツールやITベンダーでなければいけないのか?を明確に答えられないことも多いです。
詳しくはこちらもご覧ください。
【システム導入を成功に導く】絶対すべきたった3つのこと
IT投資で失敗しないための方法
IT投資で失敗しない方法があります。
それは「導入する会社がきちんと責任感を持つこと」です。
「当たり前のことでは?」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、
前章で触れたように、他責な企業が多い分、心のどこかで「ITベンダーがどうにかしてくれる」「ITツールが課題を解決してくれる」と思っていらっしゃる企業・経営者も多いです。
「それでも何かしらの指針が欲しい!」という企業様もいらっしゃるかと思います。
そこで弊社では、IT・システム投資をするために考えるメソッドを用意しています。
- 目標とゴール、コンセプト設定
- 現状調査分析
- 戦略・施策立案
- 投資判断
- システム開発
- 業務改革
よくあるシステムメーカーやツールベンダーが提案するのは「4.投資判断」あるいは「5.システム開発」です。
しかしこの表の中では、実は1〜3が非常に重要です。
その1〜3を企業の立場で実践するのが「システム戦略家」となります。
具体的には、
- なぜ、その課題を解決したいと思っているのか?
- その課題が出てくる前後の業務フローはどういう状態か、見える化できているか?
- その課題が解決できた後の未来像は利害関係すべてがハッピーか?
- それらを解決することができるITツールかどうか?
を洗い出す必要があります。
そのためにも現状の業務フローと理想的な業務フローの洗い出しは必須となります。
業務フローの洗い出しについてはこちらもご覧ください。
【10分アニメでわかる!】業務フロー見える化で実現する成功するITツール導入手法
中小企業に必要な「戦略的IT投資」を支援するシステム戦略家とは
上記の工程を自社でできる中小企業は必ずシステム導入を成功に導くことができるでしょう。
しかし、自社ではできない、そんな時間がない、情報収取している時間がを取れない、という企業や
システムに強い専門家がいない企業の場合、それだけITシステムの成功率が下がってしまいます。
そこで3rdコンサルティング株式会社の「システム戦略家」が重要となってきます。
システム戦略家の役割は3つです。
- UXの価値向上のためのシステムデザイン設計
- 洗練されたシステムの提案及び構築
- システム導入後の伴走支援
※UXについてはこちらをご覧ください。
システムやITツールの導入を提案するだけではなく、
「業務フローにあった最適なシステムのデザイン設計」
「提案・開発」
「伴走支援」
を一気通貫で弊社で実施しております。
具体的には、プロジェクト成功への道標に沿ったラインナップを用意しております。
システム導入をするか迷っている、システムを導入したけどまだ使いこなせていない、
リスタートしたいといったクライアント様への支援も実施しております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
システム導入を成功率を上げるには、まず失敗する理由を考えてみることが重要です。
「ここまではうまくいっていたのに、このあとでつまづいてしまう」ことの理由を洗い出せば、
成功への一歩を踏み出したも同然です。
そして、弊社で実施している「システム戦略家」は、そんな「つまづいてしまう」部分の手助けをさせていただいております。
それぞれの企業様が掲げる理想の業務フロー、IT戦略のために、弊社3rdコンサルティング株式会社が少しでもお役立ていただけますように。
最後に
ブログではなかなか伝わりづらいところもがあるかもしれませんが、本内容に関することやITのことをよりわかりやすくyoutubeでまとめております。
これ無料でいいの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、【地方×IT】を伝播するには必要なものですので是非御覧ください。
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今日も一人でも多くの方にITが伝播しますように…。
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