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理想的なシステム導入×失敗しないDX!ITツール導入の進め方

こんにちは、システム戦略家®の大瀧です。

弊社では「ITツールを導入したい」という企業から多くのお問い合わせをいただいておりますが、

最近では「DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組みたい」

というお問い合わせも増えております。

具体的には、下記のようなご相談内容です。

●顧客管理、案件管理システム
クライアント、社内メンバーのことを見える化したい
●会計、経理周りのバックオフィス効率化のシステム
数字の早期化と二重三重入力を無くしたい
●マーケティングオートメーションシステム
楽に問合せを増やしたい

このような悩みはどこの企業でもあると思いますが、

最初にお伝えいたしますと、残念ながら目の前の課題だけに取り組むだけではDX化はできません。

それどころか、最悪の場合「IT投資も失敗してしまう」可能性すらあります。

そこで、このブログでは

「システム導入で失敗しないための具体的な手法」

をご紹介したいと思います。

DXへ本格的に取り組むための知識をつけたい!

とお考えの企業・経営者の皆様にお役に立てるコンテンツとなっております。

是非、最後までじっくりお読みください。

デジタルトランスフォーメーションの前に理解すべき2つの言葉

そもそも「DX」とはどのような意味合いを持つ言葉なのでしょう。

経済産業省の「DX 推進ガイドライン」によると、

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf

「DX」とは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略であり、

言葉の定義としては

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、
組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

と記載されています。

つまり、

企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、

価値提供の方法を抜本的に変えること

を意味します。

ですが、多くの経営者は、DX=IT導入という図式を真っ先に考え、

熟慮せずにシステムを導入してしまい、「失敗」してしまうという結果に陥ることがあります。

そこで、中堅・中小企業がIT投資そしてDX導入に失敗しないため、

このブログではまず、DXに取り組む前に2つの言葉をご紹介し、DXに対する考え方をお伝えします。

その2つの言葉とは、

デジタイゼーション(Digitization)と

デジタライゼーション(Digitalization)

【デジタイゼーション(Digitization)とは】
アナログからデジタルへの移行。ツール導入による手作業の自動化やペーパレス化。

【デジタライゼーション(Digitalization)とは】
デジタル化されたデータを使用して、作業の進め方やビジネスモデルを変革すること。
ガートナーの定義によると、
「デジタイゼーションされた情報やデジタル技術を活用し、作業の進め方を変え、
顧客や企業の関与と相互作用の方法を変革し、新しいデジタル収益源を生み出す」こと。

この2つの言葉の意味を踏まえたうえで、

【デジタルトランスフォーメーション(DX)とは】
デジタライゼーションにより実現された新たなビジネスモデルとコアビジネスのデジタル変革を
恒久的なものへと変えるためには、人の変化が必要不可欠となる。
DXを進めるためには、KPIや評価制度の見直し抜本的な組織変更と役割変更が必要となり、
その変更に伴う人の管理が必要となる。

以上のことから、

ITシステムの導入は「デジタイゼーション」の一部にすぎず、

DXを取り組むにはデジタイゼーションの「新しい収益源を生み出すためのアプローチ」

それを恒久的に実現するための変革に取り組むことが必要ということになります。

参考資料として、こちらの書籍をご紹介いたします。

「いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する」

本当に必要なシステムを構築するためのアプローチ手法

DXに取り組み、失敗をしないために必要な

「新しい収益源を生み出すためのアプローチ」とは何か。

私自身、24歳からIT業界・システム構築・システム提案をする立場として仕事を全うし、

多くのシステム導入現場を見てきました。

そして、それらの現場での成功と失敗から、

以下のような手法が本来の行うべきシステム構築のアプローチ方法であることに気が付きました。

1.システムのことを一回忘れる
2.自社の業務フローを徹底的に洗い出す
3.理想的な状態・状況を考える

システムのことを一回忘れる

ITツールメーカーやシステム会社の提案内容は、そのメーカーの置かれている立場から

「自社が提案可能なITツールの販売」にどうしても話が及びがちです。

ですが、弊社では「システムのことは一回忘れる」ことをご相談いただくお客様全てにお伝えしています。

先ほど述べたように企業が取り組むDXは「ITツール」だけではありません。

企業が最も大変なのは導入したITツールを自社にフィットさせ、

デジタル収益源を生み出し、それを恒久的な状況にするためのフェーズ(工程)です。

そのためには、まず

「どのITツールがいいかな?」「どのシステムなら目の前の課題を解決してくれるかな?」

といった先入観や思い込みを、皆様に一旦忘れて頂く必要があります。

自社の業務フローを徹底的に洗い出す

ITシステムを導入する際、陥りやすい失敗のポイントに

「すぐに解決したい課題だけにとらわれる」ということがあります。

そのすぐに解決したい課題が「IT導入のために必要な本質的な課題」であることは非常に少ないです。

弊社では、そのようなシステム導入のことを「絆創膏型システム」と名前をつけております。

他にも処方薬型漢方薬型があり、それぞれこのような定義をしております。

自社の業務フローを徹底的に洗い出すことなく、目の前の課題に対しての解決策は

いわば簡易的に絆創膏を貼るようなシステムになってしまいます。

自社の課題を洗い出すには、

まずその課題がどこにあり、その課題を解決するための方法を考えることからスタートします。

そして、その原因を解決するために複数のITシステムを駆使して

それぞれの課題を解決するのが「処方薬型システム」です。

詳しくはこちらのブログもご参照ください。

 

理想的な状態・状況を考える

最も大切なのが、企業が掲げる「ビジョン・ミッション」

それを実現することができていない現状とのギャップを埋めるために何が必要であるか?

を考えることです。

「As is To be」「ギャップ分析」といった呼び方もします。

そして、この状況を考えることが、前述の「漢方薬型システム」です。

そもそも、システムを導入する際に「ビジョン・ミッション」は必要ないのでは?

と思われるかもしれません。

確かに直接的には関係がありません。

しかし、システム導入、そしてDXまで持っていくためには非常に困難な道のりが待っております。

その際に企業内部はもちろん、長い道のりまで関わるすべてのプロジェクトメンバーの共通認識が、

導入企業の「ビジョン・ミッション」となります。

「今やっている変革ってなんのためだっけ?」となったときに、

このビジョンやミッションに紐づくものであると最初に結論づけることが、

多くの人を巻き込み、進み、DX導入の一つの道筋になります。

IT導入だけで終わらせない—DXに必要な3つの改革

さて、前章まではITシステム導入についてお話をしてきましたが、

この章では「ITツール導入後にも大切な3つの変革ポイント」

についてお話をしていきたいと思います。

この3つのキーワードについて、詳しくご説明いたします。

ITの課題へのアプローチ

ITツールの導入で終わらせないためには、

「導入目的とゴールをしっかりおき、それに対して継続アプローチしていくこと」

が必要です。

具体的には、「打ち手」「KPI」を設定することです。

KPI(Key Performance Indicator)とは、「重要経営指標」「重要業績指標」のことです。

ITツールを導入することで定量的な情報が取得できやすくなりますが、

たんに情報が見える化するだけではなく、目標値に対しての進捗が見えるようにすることが必要です。

その目標数字に対しての進捗がきちんと見えることで、

行動はもちろんITツールをツールの定着もでき、成果へ最短ゴールも見えてきます。

また、この成果を組織やチーム、個々人の評価とも結びつけることも重要です。

人の課題へのアプローチ

DXとITシステムの一番の障壁はなにか。

ずばり「人」です。

そのため、システムに強い人材を「育成」「採用」は欠かせません。

今いるメンバーでDXへ取り組み、成果が出ることがベストな状態ではありますが、

それだけではスピードがでないこともあります。

そこで「業務委託」の力を借りて、プロジェクト単位でのチーム制をとり、

課題へのアプローチをしていくことが「人」への課題解決への近道だと思います。

仕組みの課題へのアプローチ

前述の「システム導入をする前」段階で、業務フローの課題をあぶり出しが必要と記載しましたが、

はっきり言ってすべてを一度に実行できることは難しいでしょう。

そのため、

継続してビジネスプロセスを改革し、自社のあるべき姿、理想的な姿に変革をし続けること

が重要です。

そして、もう一つ重要なのが「評価制度」の変革です。

大企業や中堅企業では、

年功序列や経験年数によって評価されやすいシステムになっているところが多く、

中小企業でもこの評価制度を取り入れているところもあるのではないでしょうか。

ですが、今後は年功序列や経験年数だけで評価するのではなく、

今後の会社の中核を担っていくであろう若手に対する評価を見直すべきです。

評価制度のプロセスの変更を視野に入れながら、ITシステムを変革することで

ITシステムへの定着も進むことが多く、若手ややる気のあるメンバーに対し高評価をしやすく、

プロセス評価も導入することが組織全体の底上げにも繋がります。

弊社でのアプローチ手法

では、弊社ではどのようなアプローチをしているのか。

弊社は、システムの組み立て屋として

セールスフォースやSansan、Pardot/Hubsupot、freee/マネーフォワードの導入をしております。

それらに加えて、「VisionRoadMapプログラム」という

弊社オリジナルのプログラムにしたがって

お客様に最適なシステム導入の組立および伴走支援をしております。

この「VisionRoadMapプログラム」の位置づけは以下のようになっております。

システム導入では「技術・兵站」に目が行きがちです。

この「技術・兵站」というシステム・ITツールを活かすために

「VisionRoadMapプログラム」では、

「展望」「使命」「価値観」の再定義、「方針」「戦略」「作戦」の再策定

それらがはっきりしてから、土台となる戦術の見直しも実施。その後システム導入となります。

どの企業でも設計01もしくは設計02を実施することからスタートするため、

システム導入・開発だけは実施しておらず、少なくともデジタライゼーションまで、

理想はDXまでご支援することを前提にコンサルティングを実施しております。

読者の皆様は「ずいぶん遠まわりではないか」と感じられているかもしれません。

お察しの通り、弊社ではかなり遠回りしてITシステムやITツールを導入しております。

目的とゴールがしっかりしていないシステム導入は

ヒト・モノ・カネ・時間の経営リソースを失い兼ねません。

だからこそ、弊社ではVisionRoadMapプログラムを通して、

企業の本質的な課題に取り組み、優先順位とビジネスインパクト。

そして、投資にかかる金額と時間を把握した上で、

慎重かつ大胆にシステム投資に対してアプローチしていきます。

「ITシステムやITツール導入・使用する」ことそのものを「目的」とするのではなく、

「経営力・事業の成長」そして「組織力の向上」を目指し

ITシステム・ITツールを「手段」として活用していく。

そのように進めることで、本質的なDXとなり企業変革に繋がります。

最後に

いかがでしたでしょうか?

世界的に見ると、まだまだ日本ではITの利活用が遅れをとってしまっている状況です。

そのような状況下では日本の魅力溢れる商品やサービスが時代の流れに乗れず、

少しずつ世界から遅れをとってしまうのは、私としても非常に悔しいです。

まずは、皆様が日々携わっていらっしゃる業界がITシステム・ITツールの活用により競争力を持ち、

日本の企業が内側から進歩・発展していくことができますように。

従来のメーカーやシステム会社に任せたシステム投資ではなく、

「経営力・事業の成長」「組織力の向上」を目指したITシステム・ITツールの定着・利活用。

「自分たちの力だけではスピード感が出ない!」
「第三者の専門家に背中を押してもらい、スピードをあげていきたい!」

という企業さまは、ぜひ下記よりお問合せをいただけらと存じます。

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皆様の「描いた未来、一直線」に近づけますように。